マレーシアへの移住を決めたこともあり、バタバタしている。提出書類も多い。昨今移住の基準がどんどん厳しくなっているようだ。法人情報はもちろんこのこと、たとえば役員の学歴なんてところまで細かく報告しなければならない。大学の卒業証明書を取り寄せるなんてこの歳になってすることになるとは思わなかった。

新しい国に移住するというのは、パワーがかかる。かなりの時間と労力をさかれる。それでもマレーシアに決めた理由はいろいろある。一つはトレンド。ビジネスとしての流れがいい。さっそくいろいろなビジネスの仕込みを始めている。

もう一つの理由が子どもの教育だ。入れるかどうか現時点では不確定であるが、とてもいい学校がある。驚くことに学費はドバイの倍くらいする。家賃は安めなので、生活コストは下がるといえども、やはり高い。教育費は痛手だが、子どもたちにとってはベストな選択肢だと思っている。

Beautiful Daysにもいろんな動きがある。末次がタイに移住。彼と彼の家族にとって大きな挑戦だ。しっかり見送りたいとみんなで空港まで駆けつけた。新メンバーが加入し、新事業もはじまった。名前はジョージ。アメリカ人の父と日本人の母を持ち、日本とアメリカを行き来しながら育ってきた彼は、僕と僕の家族の英語の先生でもある。ユニークで明るい性格の彼は世界中に友人がいるため、早い時期に暗号資産に触れるようになったそうだ。英語教育と暗号資産。この二つと組み合わせたCrypto English(クリプトイングリッシュ)というサービスをはじめることになった。

暗号資産は日本でも買うことができる。しかし、銘柄が限られていたり、税金の問題などもあるので、海外の暗号資産を欲しいという方も多い。しかし、海外のサービスを利用するには英語が必要だ。日本の小中学校でも英語を教えてきた経歴を持つ彼は、教え方も親切でとても上手だと思う。彼と一緒になって必要としている人に、必要なサービスを届けていきたい。

2025年は大きな節目の年になりそうだ。僕自身もマレーシアに行き、新事業をはじめる。Beautiful Daysも新体制になり、新事業もはじまる。大きな節目の今、「どう生きるか」ということを毎日考える。何のために事業をやっているのか。何のための仕事なのか。一度きりの人生。何かしらの生きた痕跡を残したい。もうちょっと頑張れば、もうちょっと貢献できるかもしれない。大きな偉業じゃなくていい。何か受け継がれていくようなものを残していきたい。この春は、チェジュ島で桜を見ながら、そんな未来のことを考えました。

真武大喜