BLOG創業者ブログ
自分ではどうしようもないこと。自分だからできること。
2026.04.23
クアラルンプールの春は蒸し暑い。毎日のようにスコールが降ったり、これぞ南国という気候で、日本の春の雰囲気とはまったくちがう。雨に降られるといえば、最近世界情勢が揺れていることもあり、自分の力ではどうしようもない問題に見舞われている人がまわりに増えている。スコールのような通り雨ならよいが、現在起こっている戦争は先行き不透明だ。ドバイを離れ、マレーシアやバンコクへと移動してくる人も多い。2025年にドバイからマレーシアに移住した自分たちは、本当に幸運だったと思う。
自分ではどうしようもない問題。ビジネスであれば、努力や工夫で乗り越えられることも多い。やり方を変えたり、時間をかけたりすれば、なんとか前に進める。でも、戦争や社会情勢の変化のように、自分の意思ではどうにもならない出来事だと、話はまったく変わってくる。海外にいると、その変化がよりリアルに伝わってくる。これまで当たり前だった前提が、一気に崩れていく瞬間を何度も目にしてきた。ふるいにかけられているような感覚を覚えることもある。その厳しさを、ここ最近は強く感じている。
そんな状況の中で、Beautiful Daysは新しい挑戦をはじめることになった。新会社「BD Professional株式会社」の立ち上げだ。会計士や税理士、コンサルタントといった専門家と連携し、BDのサービスを広げていく。それぞれが持っている顧客に対して、新しい選択肢を届けられる仕組みをつくる。利益が出ている企業ほど、税務や資産形成の悩みは深い。既存のやり方だけでは解決できないことも多い。
たとえば、スペースレンタルサービスなどを手掛ける株式会社FEEEPと連携もその一つだ。FEEEPは、都内を中心にコワーキングスペースや会議室を展開し、アプリを通じて気軽に使える仕組みを提供している。利用者として使うだけでなく、フランチャイズのような形で事業に関わることもできるのが特徴だ。数年前の税制改正によって、これまで活用されてきた節税スキーム、たとえば消耗品や設備投資を活用したスキームに制限が強まり、実質的に選択肢がかなり減っているという現実があった。利益が出ている企業ほど対策が難しくなっているのが現状だ。FEEEPのように実体のある事業として成立しながら、税務面でも機能するモデルは、新しい選択肢になりうる。単なる投資ではなく、事業として継続的に価値を生み出す構造であることも含めて、将来性のある選択肢だと思う。税務対策としても成り立ちながら、事業としての収益性も期待できる。いわば「使われ続けるインフラ」に近いモデルだ。こうした新しい選択肢を、求めている人・企業へ提案していきたい。
Beautiful Daysという会社は、今いちばんいい状態にあると思う。売上もそうだし、チームの動きも含めて、流れは悪くない。でも、だからこそ怖さもある。このまま維持することだけを考えてしまうと、その先の成長は止まってしまうのではないか。調子がいいときほど、次の挑戦を選ぶべきだと僕は考えている。あえてこれまでやってこなかったことにも踏み込んでいく。外部の力を借りることや、新しい学びに身を置くことも含めて、自分を変えるチャンスを大事にしていきたい。人は変えられないけれど、自分は変えられる。まだ見たことのない景色を見てみたい。そんなことを考えながら空を見上げる4月の朝です。
真武 大喜

